「ProSAVANA市民社会報告2013ー現地調査に基づく提言【最終版】【資料集】」の刊行 Publishment of "ProSAVANA Civil Society Report 2013 - Findings and Recommendations" by Japanese Civil Society

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(DL Market|31/03/2014)

「ProSAVANA市民社会報告2013ー現地調査に基づく提言【最終版】【資料集】」の刊行
Publishment of "ProSAVANA Civil Society Report 2013 - Findings and Recommendations" by Japanese Civil Society

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ProSAVANA市民社会報告2013ー現地調査に基づく提言【最終版】【資料集】

~国際家族農業年の2014年にこそ読んでほしい一冊~

日本の大規模援助事業「日本・ブラジル・モザンビーク三角協力によるアフリカ熱帯サバンナ農業開発プログラム(プロサバンナ)」に関する、資料および現地調査に基づく、初めての包括的な報告書。
 
30年以上前にブラジル・セラードで日本が行った農業開発協力を成功例として位置づけ、アフリカでの農業開発に取り組むため、2009年に三カ国が合意したのがプロサバンナである。同事業は、日本政府のイニシアティブによって計画され、対象地はモザンビーク北部の3州19 郡1400万㌶(日本の全農地の3倍)にも及ぶ。これに、異議を唱えたのがモザンビーク最大の小農連合(UNAC)であった。
 
2011年10月に発表された UNACの声明は、多くの日本のNGO関係者や研究者、市民の心をとらえた。同声明は、プロサバンナの前提と枠組み、不透明性を鋭く批判し、圧倒的多数を占める小農の土地と食の権利の危機を明らかにする一方、食料主権への小農の貢献を認め、小農を中心においた農業や地域の発展こそ喫緊の課題であると謳っていた。そこには、プロサバンナの根拠とされた「救われるべき農民の貧困、飢え、粗放農業」と「広大な(余った)未開墾地」とは真逆の主張が並んでいた。
この声明を受けて日本の市民社会も立ち上がり、現地や日本、ブラジル、世界からの情報収集、外務省・JICAとの意見交換会、現地調査を経て作成・発表したのが本報告書である。
本報告書は、日本語・英語・ポルトガル語の100を超える一次資料、対話の記録、参与型観察によって得た情報や知見、新聞メディア報道、NGOや国際機関の報告書、学術論文を分析し、現地で行った2度の聞き取り調査(2013年7-8月、12月)を踏まえ、実証的にまとめられたものである。巻末には、国内外の学術論文、声明、報道、分析が網羅され、日本語の資料の多くは【資料集】に掲載されている。
 
また、本報告書では、日本で十分理解されているとは言い難い次の 十点についても、詳しく紹介を行った。(1)セラード農業開発並びに日本の協力に関する批判、(2)世界的な土地収奪の実態とメカニズム、(3)アグロフードレジューム論と各種政策(タネの寡占化)との関連、(4)食料安全保障と食料主権の違い、(5) 契約栽培の問題、(6)モザンビーク農業政策の変遷、(7)現地小農の農や食の営み、(8)国際人権規約と開発援助、(9)当事者主権とJICAガイドライン、(10)国際家族農業年についてである。

2014年は、国連で定められた「国際家族農業年」である。そんな本年こそ、本報告書が広く読まれ、モザンビーク小農の声に耳を傾ける機会を日本の多くの方に持って頂くことを願いたい。
 
目次
本報告の狙いと構成1
プロサバンナ事業とは? 1
第1現地調査の目的・手法・背景3
1-1. 現地調査の目的3
1-2.現地調査の手法3
1-3. 調査対象(地・組織・人)のデータ4
1-4. 現地調査に至るまでの背景12
1-5. まとめ20
第2章 モザンビーク北部の土地収奪の現状とプロサバンナ事業 21
2-1.  土地争奪・収奪(Land rush/ land grabbing)の現状21
2-2. 土地登記の実施状況と課題45
2-3. 本章のまとめとプロサバンナ事業への示唆53
第3章 プロサバンナ関連事業(PDIF・QIPs、その他事業)の実態55
3-1. PDIF(第一期)の実施実態(契約栽培を中心に) 56
3-2. PDIF(第一期、第二期)の実施実態(アカウンタビリティーを中心に) 62
3-3. クイック・インパクト・プロジェクトの実態65
3-4. 本章のまとめとプロサバンナ事業への示唆69
第4章 モザンビーク農業をめぐる議論と小規模農民の営みと展望72
4-1. 農業政策の推移と繰り返される国家主導型政策の失敗72
4-2. グローバル・レジュームによる農業政策への介入の課題と抵抗88
4-3. 小農世界と自律的発展、そして政策的選択100
4-4. モザンビーク北部小農の農的営み122
4-5. 調査で明らかになった小農の農的営みと将来展望130
4-6.本章のまとめとプロサバンナ事業への示唆~これまでの農業に「挑む」プロサバンナ
第5章 モザンビークの農民・市民社会の参加とコンサルテーションの実態149
5-1.何のためにコンサルテーションを行うのか? 149
5-2.プロサバンナ事業における当事者の参加とコンサルテーションに関する認識157
5-3. 現地調査で明らかになった現状の背景と分析165
5-4. 農村部でのコンサルテーションの実態191
5-5. 本章のまとめ201
結論と提言(緊急声明)209
参考文献一覧216
資料集(声明、報道、分析) 235
 
 
表紙写真:peter steudtner / panphotos.org
 
*本報告書の収益はすべて現地からの農民代表招へい、現地調査、活動費に使わせて頂きます。
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